立ち読みコーナー
目次
258ページ
狼殿下の溺愛妃      7
二人の殿下        245
あとがき         254
158ページ~
「そんなっ! いやだ! うしろなんて、いやぁ。やめて。挿れないで」
「悪いがその要求は飲めない。あなたの孔は前もうしろも俺のものだ。それを覚えておいてくれ」
 獣みたいに這わされる体位が恥ずかしくて何度も逃れようとしたが、許されなかった。
 サリュースは指を増やしながら、後孔の中を丁寧に広げてゆるめていく。
「ぁ…だめ。あぁ…ぁ、そんなところ、触ら…ないでっ…」
 思いの外、アルビィの後孔の内部はやわらかくて、サリュースには意外だった。
「アルビィ、どういうことだ? ここはもう蕩けているようだが、自分で触ったことがあるのか?」
 離別の前、初めてサリュースの手で開拓された後孔。
「……っ。サリュース……」
 そこで感じられることを知ったアルビィは、密かに雄茎で自慰をするとき、同時に後孔を触ってしまう自分を止められなかった。
「そうか。一度だけ俺が教えた快感が忘れられなかったようだな? 可愛いアルビィ。ではもう、ほぐさずとも挿りそうだな。さぁ、今度はうしろでも俺を満足させてくれ」
 声が嗄れていて答えられないが、アルビィは観念して素直にただうなずいた。
「ではいくぞ。ゆっくり挿れるから」
 両手で掴んで固定した細い腰。
 突き出された尻の狭間で息づく後孔を、サリュースは勃起したままの亀頭で押し開く。
「ぁああっ…ぁ。ぅぅっ…」
 何度か腰を揺すって結合を深めながら、なだめるように背後から胸の先を撫でまわした。
「や、また! 乳首はいやっ。あぁぁ…中も、深いっ…奥が…そんな奥まで、だ…めぇ…っ」
 感じすぎて呂律が怪しくなったアルビィは全身をくねらせ、無意識に腰を揺らして身悶える。
「っ……ぅぅ、ん。ぁ、ぁん…っ」
 アルビィの喘ぎ声は、徐々に甘く変化してきた。
「挿ったのがわかるかアルビィ。あなたの孔の一番深い奥まで、俺を感じられるか?」
 肉襞が媚びるように蠕動し、蠢いてヒクつくのが自分でもわかった。
「あぁ、だめっ! 苦し、い…中が、いっぱいで、苦しい……ぁ、ぁ。ぁん」
「だろうな。狼族のペニスは人族にはきついだろう。それに、俺のは特別大きいから仕方ない。でもあなたの細い指では届かなかった深い奥まで拓かれているのがわかるだろう?」
 くんっと一突きされると、アルビィはおぞけあがって甘く啼く。
「ぁぁ…ん。待って、もう少し…慣れるまで待って。おねがっ…ぃ」
 快感にまみれてぶるぶる悦ぶ双丘と、はしたなく蜜を垂らす小ぶりな雄茎。
 懇願されたサリュースは、狭い後孔の中で剛直が馴染むまで少し待ってから、ゆっくりと抜き差しを開始する。
「あぁ。あ、ああぁんっ……っん」
 頃合いのリズムで身体を揺さぶられ、アルビィは歓喜にまみれて甘やかに喘ぎ啼く。
 初めて味わう喜悦に気が触れそうになり、怖くなって前へ逃れようとすると、今度は力任せに引き寄せられて、偶然にも前立腺を抉られた。
「ひぃぃ! ぅ……ぁ、ぁぁん、っぅ」
 初めてのセックスなのに、あまりに気持ちよすぎて、もう正常な意識を保てそうにない。
 歓喜に乱れたアルビィの白い指先が、シルクの敷布を裂くほどに掻きむしる。
「そんなにいいか?」
「ぁぁ……ぁ、いい。気持ち、ぃ…ぃ」
「ふふふ。あなたは本当に可愛らしい人だな」
 さらに、背後からまわってきた大きな掌に雄茎を押し包まれ、腰の律動と同じリズムでしごかれた。
「あぁ。もぉ、死んでしまう…っ…いい、サリュースっ…あぁ、ぁんっ…っ」
 自らの粘液に覆われたそれは、にちゃにちゃといやらしい淫音を立て、アルビィの耳からもその身を犯していく。
「そんなにいいのか? ならばアルビィ。そのうち、うしろだけでイける身体に変えてやる」