立ち読みコーナー
目次
226ページ
トライアングルエクスタシー     7
あとがき              224
24ページ~
「っ、誠、……さん」
「なに? きみのそういう声を聞いてると俺、暴走しちゃうかも」
「勝手はだめですよ、誠。私にも一郁さんを触らせてくれないと」
「あ……っ」
 背後から胸を探られて、むず痒い。シャツの上から胸の尖りを探り当ててきた怜は、まだちいさくて柔らかなそこを根元からつまみ、くりくりっとねじる。
「ん——ン……っま、って、俺……女の子、じゃないのに……ど、うして……」
「胸の愛撫は初めてですか? だったら、私のすることをしっかり覚えてください。男のここは、時間をかけて愛されると性感帯のひとつになるんですよ」
 丁寧に乳首を揉み込んでくる怜の指が与えてくれる刺激に、溺れてしまいそうだ。
「待って、……まって、……そんなに強くしたら……っ」
「強くされるほうが気持ちよさそうだよ、一郁。さっきからずっと腰が揺れてる」
 誠に耳元で指摘されて、耳まで熱い。
「そっかぁ……一郁は男性との経験がなくても、触られると我慢できなくなっちゃうみたいだね。エッチで可愛いよ。おっぱい、好き?」
「ン——……っ!」
 淫らな言葉に顔を赤くしていると、シャツをはだけて、怜が尖りに吸いついてくる。
「ああっ、あっ、あっ、——んっ」
 ちゅうっときつく吸われる快感に、一郁は身悶えた。まるで、ぎらぎらした欲望が全身を駆け巡っていくようで、自分でも抑えきれない。
「こんなに可愛らしい乳首は初めてです。わかりますか、一郁さん。私が吸うほどあなたのここはいやらしく尖って、赤く染まる。もっと強く吸ったらなにか出てしまいそうですね」
 低く笑う怜は右、左と交互に乳首を吸う。心臓のある左側のほうを責められると、余計にどきどきしてしまう。それが怜にも伝わったらしい。とくに左を執拗に舌で責めてきて、一郁が声を上げると、カリッと甘噛みする。
「……や、っだ……噛んだら……っ」
「噛んだら、どうなりますか?  ……ああもう、こっちはガチガチだ。これで、一郁さんは胸が弱いってことがわかりますね」
 怜の手がするっと下肢に落ちて、苦しいほどに昂ぶっているものを押さえ込むファスナーをもったいぶりながら下ろしていく。ジリッと金属の噛む音が、やけに淫らだ。
 薄く目を開けると重なった紗の向こうに抱き合っている人影が見える。
 ひととき現実を忘れて淫欲を全身に浴びる——ここはそんな秘密の場所なのだろう。
 ——酒が入ってるせいで、ろくな抵抗ができない……それに、ひどく気持ちいい。
 ゆっくりと前を開いた怜が、両足の間に顔を埋めてきたときはさすがに驚いた。
「や、め……っ怜さん、……そこ、……!」
 ジーンズを下着ごとずり下ろされてしまい、ペニスが勢いよくしなる。
「……ふふっ、もうとろとろですね」
「俺にも見えるようにして、怜。……ああ、可愛いよ、一郁。先っぽからたらたら汁がこぼれてるじゃないか」
「だって、……変なふうに触るか、ら……あぁ……っ」