立ち読みコーナー
目次
242ページ
神獣の蜜宴      5
あとがき       239
44ページ〜
 リーミンを抱きしめ、華奢な肩越しに覗き込むと、リーミンの花芯が再び頭をもたげようとしていた。
 欲しがっているのは自分だけじゃない。
 レアンは満ち足りた思いで、口元をほころばせた。
 リーミンが求めてくれるなら、徹底して快楽を与えたい。
 そしてレアンの思いを察したように、褥の形が変化し始めた。
 褥はすべて森の木で作ってある。木枠は頑丈な枝で組み、太い蔓を縦横に張ってあった。
 その木枠や底部のあちこちで、薄い緑の蔦が芽吹いていた。シュルシュルと密やかな音を立てながら、いっせいに茎を伸ばし、次から次へと先端が枝分かれしていく。伸びきった一番先の部分には白い繊毛が生えていた。
「あ、……何……?」
 白い肌の上をその繊毛がくすぐるように這いだす。
 びくりと震えたリーミンは、腹にまわされたレアンの手をぎゅっと押さえてきた。
「蔦もリーミン様に触れたいらしい」
「蔦は……いや……っ」
 リーミンはふるりと金色の頭を振るが、とても本気とは思えなかった。
 その証拠に、蔦の動きに合わせ、蕩けた内壁が収縮し、きゅっと中のレアンを締めつけている。
「おいやではないでしょう?」
「んっ」
 子供のように口を閉ざしてしまったリーミンを、いっそう愛おしく思った。
 そうしている間にも、何本もの蔦が伸びて、なめらかな肌の上をさわさわと滑っていく。
 敏感な部分を刺激されるたびに、リーミンはびくんと細い身体をくねらせた。
「ああ、……」
 リーミンが身体を跳ねさせれば、それがまた大きな快感となってレアンを襲う。
 両腕でしっかり抱きしめながら、レアンは白いうなじに口づけた。
「やあ、っ!」
 蔦がいよいよリーミンの花芯に巻きつき始める。他の何本かは、胸の尖りに戯れかかっていた。
 感じるたびに、リーミンがしなやかに仰け反り、何もしなくても剛直が熱い壁で擦られる。
 えもいわれぬ悦楽で、レアンはさらに興奮した。
「やだ、また、大きくなった……っ」
「そうです。リーミン様が欲しくてこうなります」
「や、だ……っ」
 リーミンはいやだと首を振るが、声はこれ以上なく甘く響く。
 花芯に巻きついた蔦は、また新たに枝分かれして、そのうち一番長く伸びたものが、甘い蜜をこぼす窪みを狙っていた。
 レアンは蔦の狙いを助けるように、リーミンの足に手をかけて、いやらしく開かせた。膝が曲がった状態なので、子供に排泄させる時のような格好になる。
「レアン……こんな格好……っ」
 羞恥を覚えたリーミンが、レアンの手から逃げようと、ぐんと腰を前に突き出す。
 その仕草は、もっともっと愛撫が欲しいというようにしか見えなかった。