立ち読みコーナー
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執着王と禁じられた愛妾  ……7
あとがき         ……237
「気をしっかり持て。仕置きはまだ途中だぞ」
「やっ……」
 その瞬間、両脚を大きく抱えられ、無防備な後ろの蕾に硬いものが突き立てられた。
 熱く猛った烈雅の肉竿が玲深の秘孔を割って、奥へ押し入ってくる。
「ひぁっ! あ、ぁ……」
 串刺しにされる生贄のように、玲深は後ろ手に縛られたまま、烈雅の体の上で白い胸を反らせた。
 前と後ろ両方の穴を同時に塞がれる苦しさと甘美な痛みに目の前が点滅し、爪先が痙攣する。
「はっ……ぁ……」
 しばらくは呆然として何も考えられなかった。
 なんの準備も施していないのに、烈雅を身に受けることができた驚きと、固く閉じた肉門がじわじわと押し開かれていく生々しい感覚に慄いて、うまく呼吸が紡げない。
「いつもよりよく締まっているぞ。前の穴をいじられるのは、そんなに善いのか?」
 烈雅が耳元でからかってくる。
「善くなど……っ」
 否定したいのに、前に挿さった簪をくるくると回転されると、全身の力が抜けて甘い声がもれてしまう。
「ひっ……っんぁ! あっ、あ……いやっ……」
「嘘をつけ。簪で栓をしているにもかかわらず、中から次々に蜜が零れてくるぞ。これはなんなのだ?」
 鈴口からひっきりなしに蜜を零す玲深の砲身を、烈雅の手が無情に引っ掴んでくる。
「ここと同時に後ろを擦られるとたまらぬのだろう?」
「あっ……あ……」
 ぞくぞくと背筋に快感が駆けあがる。
 媚薬のせいだろうか。いつもより快感が集まるのが早い。
 烈雅の言う通りになってしまう体が悔しく、恥ずかしくてたまらないのに、前と後ろ両方から受ける刺激の波に玲深は苛まれ始めていた。
「やっ……だめっ、お許しくださ……烈雅様」
「そのように色っぽい顔でねだられても逆効果だぞ、玲深」
「そんな……っあ、あぁ……」
 頬に口づけを落とされると同時に、中を穿つ烈雅の角度が変わり、玲深は身悶えた。
 玲深の中の感じる場所を、烈雅は的確に、執拗に責め立ててくる。
「それでよい。もっと啼け。たとえ心は追いつかずとも、お前の躰は俺を求めていると素直に認めるまで、今宵は許さぬからな」