立ち読みコーナー
目次
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オタクな俺がリア充社長に食われた件について  …7
あとがき                   …250
「んーーっ、んうう、ふう、ふう、ああ、は」
「ああ、すごい……全部入ったよ……君の尻は初めてなのに、随分柔らかいんだな……」
 恍惚とした泉田の声に、俺はただ必死でその異物感の感覚と戦っている。もちろんこんなことは初めてで、尻を支配するこの形容し難いものをどうしたらいいのかわからない。貫かれているのは腰から下だけのはずなのに、まるで喉の方まで串刺しにされているような錯覚すら覚える。
 ただ泉田にしがみついて、大きく胸を喘がせていると、ふいに、ぐりっと泉田の腰が動く。瞬間、稲妻が脳天から駆け抜けるように鋭い衝撃が走り、俺はびくりと全身を痙攣させた。
「悪いが、かなり長い間我慢していたんでね……少し、勝手をさせてもらうよ」
「い、ああっ! やめっ……あ、ああああ」
 泉田は、紳士的な声と相反するような激しい動きで、俺の体を揺すぶり始めた。ぐぽぐぽどちゅどちゅとものすごい音がする。俺はただ、快感なのか苦痛なのかわからないような、立て続けに目の前に激しい白い閃光が飛び散るような感覚に打たれ、恥も外聞もなく泣き叫んだ。
「うああああっ! あああーーーっ!!」
「はあっ、はあっ、くう、ああ、すごい、いいよ、いい……倖太郎、君は素晴らしいよ、最高だ……っ」
 尻臀を大きな手でめちゃくちゃに揉まれて、極太のものでずぼずぼと抉られて、俺は今まで見たことのない世界を見た。信じられないほど引き延ばされた入り口が痛い。痛いのにヒリヒリしてじわじわして、熱くてめちゃくちゃ気持ちいい。女王様にたくさん弄くられた、尻の中の変な部分も容赦なく亀頭の笠でゴリゴリ捲り上げられて、自分でもドバドバ先走りが漏れてしまっているのがわかる。腹の奥にドンドンされるのは苦しくて脂汗が出るほど辛くて反射的に体が上に引いてしまうけれど、だんだん麻痺してそんな鈍痛もゆるい快楽にすり替わっていく。
「はああ……ひぃああああ、ああああ」
「ああ……だんだんよくなってきた……? すごいよ、倖太郎。何回もいってるね……君、シナリオライターよりもこっちの方が素質があるかもな……なんて、君が素面のときに言ったら、完全に嫌われてしまうだろうけど……」
 独り言のように呟いて一人で笑っている泉田が何を言っているのか把握できないけれど、今の俺にはもうどんな嘲笑も侮蔑も快楽の呼び水でしかない。
「気持ちいいかい? ねえ……尻の中に男のものを突っ込まれるのは、気持ちいい?」
「い、いいぃ……すごい、気持ちひぃ……っ」
「そうか……可愛いなあ、君は……」
 感極まったように、頬だの鼻だの額だのに熱い唇が這わされる。
 アナルセックスは、本当に気持ちがよかった。ソープよりもおっぱいパブよりもピンサロよりも、ずっとずっと、比べられないほど、気持ちよかった。
 大きいおっぱい揉んだりちんこ吸われたりするのは視覚的にも感覚的にも本当に気持ちよかったんだけれど、尻を大きなもので犯されて盛んに揺すぶられているこの状況は、もう五感のすべてを超越している。いけないお薬とかはやったことがないけれども、きっとこんな感覚なんじゃないかって思えるほど、天国か極楽か宇宙に飛んでいる。
 体の中で花火が上がっているみたいだ。ドンドン突き上げられて、その度に快楽を覚える神経が大きく震わされて、目が潰れそうなほどの眩しい悦楽が尻の奥から洪水みたいにドバドバ溢れていく。
(俺……ヤバい。もう、山手線どころじゃないよお……)
 ふと、今の自分と、かつて妄想したゆうなたんの痴態が重なる。ああ、そうだ、これはゆうなたんだ。いや、俺が数え切れないほど妄想してシナリオに書きなぐってきた、清純なのに淫乱な女の子たちそのものだ。処女だったのに、最初から感じまくって、何度も絶頂に飛んだり潮を噴いたり失禁までしてしまう、あのエロい女の子たちと、一緒なんだ。
(あ……すごい……こんなの、本当にあったんだ……全部俺の妄想だったのに、本当だったんだあ……)
 オーガズムに飛び過ぎて呆けたような顔になっているはずの俺は、きっと数多のエロゲー原画家たちの描いてきた女の子のトロ顔と同じような表情になっていることだろう。
 だけど、本当は違うんだ。俺がアヘ顔になりたいんじゃなくて、俺が女の子たちをそうさせたかったんだ。それなのに、なんで俺がこんなでっかいちんこ突っ込まれてアヘアヘ言っちゃってんだ。一体どこから間違ったんだ。