立ち読みコーナー
目次
274ページ
変態彼氏のアイドル調教    7
あとがき           265
175ページ〜
「神尾、じゃぁ動くぞ」
嗄れた声で宣言され、両手でがっちり腰を掴まれた。
 奥まで埋まったペニスがずるっと引かれ、肉襞の蠕動に逆らうようにグンと突き込まれる。
「ひぅっ………ぁぁぁ」
 角度を変えるため、浅い位置で腰をねじってまた差し込まれる。
 時折、前立腺を亀頭の笠がゴリッとこすりあげ、うつむいた神尾の唇から唾液が垂れた。
象牙みたいに艶やかな足が小刻みに震えだすと、今度はわざとでたらめな動きを繰り返して焦らす。
「違っ………白鳥、そこ、じゃなっ………ぁぁ」
 浅いところでゆったりと揺すり、物欲しくて緩んだタイミングは外さない。
 肉襞を掻き分けて最奥まで貫き、不意打ちのように前立腺を刮ぎながら出ていく。
「ひぐぅぅっ」
 いったん奥を愉しませたくせに、また入り口あたりを前後しながら焦らしていると、神尾はもっと奥を突いて欲しくて自ら腰を押しつけてくる。
 首を横に振り始めた神尾の浴衣の襟足を掴んで引き下ろし、その白い肌を露わにした。
 背中に現れた翼の名残のような肩胛骨に吸いつくと、白鳥は紅い痣を熱心に散らした。
「ぁぁ、ぁぁぁ………違っ。奥、もっと深くまで挿ってきて。お願いっ……奥がいい…」
 壊れたように懇願を吐く神尾の両手が幹に爪を立て始めると、白鳥は密かにほくそ笑んだ。
「ダメだって神尾、そんな爪を立てたら。あと…声、もっと控えないと奴らに聞こえる」
 花火はいよいよクライマックスに向けて連発で打ちあがり、夜空を鮮やかな色に染める。
 もう喘ぎ声を抑えられなくなった神尾には幸いなタイミングだったが、ここに来て白鳥が本気を見せ始め、激しい抽送でガンガン責め立ててくる。
「やぁっ……そ…な…激しっ。ぃぁぁ………あぐっ、いぃ。気持ちぃ…い。白鳥…白鳥?」
 いつもなら白鳥に抱かれてイかせてもらうのに、こんな体勢だと縋ることもできない。
 寂しくなった神尾が無理な体勢で振り向いたが、その頬は涙と汗とヨダレにまみれていて、視覚的な効果は半端なかった。
「くそっ。神尾の顔、ぐちゃぐちゃでエロすぎる。でも、こっちはどうかな?」
 帯に着くほど反った雄茎を不意打ちで握られ、神尾は大きくのけぞって悲鳴を放つ。
「あぁ、んぁぁぁぁあ!」
 その瞬間、大輪の花火が咲いて、あたりが煌々と照らし出された。